ICTの目

ICTに関する話題を中心に、気の向くままにボソボソと呟いています

スクリーンリーダー

神戸アイライト協会という視覚障害者支援団体の、パソコン講習会の補助ボランティアをしている。
パソコンには「スクリーンリーダー」と言われる音声読み上げソフトがインストールされている。
マウスは付いておらず、タッチパッドにもシールが貼られ、誤操作のないように配慮されている。

通常はマウスとキーボードからの入力と、ディスプレイとスピーカーへの出力だが、
ここのパソコンはキーボードのみからの入力と、スピーカーへの出力が中心となる。
(勿論ディスプレイにも出力されてはいるが、生徒さんたちには必要ない)

パソコンの操作は全てキーボードで・・・、という事になる。
Windowsの操作を、キーボードのみで行わねばならないのである。
マウスを使えないのである。

ここの補助ボランティアを名乗る為には、まず、キーボードだけでパソコンの操作が出来るようにならねばならない。
Windowsインターネットエクスプローラテキストエディタ、MS-Office系ソフトなどなど・・・
長年システムエンジニアを名乗っていたが、ここのパソコンの前では、ど素人のオヤヂ状態となる。

講師の一人は、ご自身も視覚にハンディキャップを持つ方である。
今日は、もの凄い達人技を見せてもらった。
ブラインドタッチなる言葉があるが、まさに見えていない訳で、しかも音声ガイドも聞かずに次々と操作する。
ディスプレイに展開されるWindowsというOSのサービスが、彼の頭の中でも完全にシンクして展開されているのだろう。

視覚に障害のある分、その他の感覚が一般的平均値を遥かに超える人もいるようだ。
いや~、ホントにビックリ。

えーもん 見せてもらいましたわ