ICTの目

ICTに関する話題を中心に、気の向くままにボソボソと呟いています

中国の勢い

5年ぶりに蘇州へ出張で行った。
そこから内陸側へ高速道路で2時間強、溧陽(リーヤン)という所にも工場とオフィスがある。

蘇州は、昨年万博の開催された上海から高速道路で2時間弱のところにあり、
県級市としての面積がほぼ兵庫県ほど(約8,500km²)、
人口は兵庫県や福岡県より100万人近く多く 約620万人もある。
市区としても、面積が神戸市の約3倍の1,650km²、人口は神戸市より100万人ほど多い約240万人。

5年前に訪れた時も既に大都市だったが、上海万博の影響なのか、5年前よりも格段に街が綺麗になっている印象を受けた。
前回訪れた時期が黄砂の頃だったからなのかも知れないが…。

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蘇州から溧陽への移動中、高速道路を走る車の窓からの景色の変化に驚かされた。
相変わらずだだっ広い起伏のない原野を、ひたすら真っ直ぐ延びる高速道路を走るのだが、途中に建設中の高層ビル群が点在していた。

おそらく住居用の高層マンションなのだろうが、あんなに沢山作っても入居する人間はごまんといるのだろう。

さすが13億人国家。
5年前には、こんなに高層マンションは建設されてなかったゾ。

そして、この快適な生活を夢見て人々は頑張って働き、それがそのままこの国の勢いになっているのだと思う。
貧しいが故に、豊かさにあこがれる人達のパワーは計り知れないものだろう。

ハングリー精神を失い、社会・経済の行き詰まりを感じるわが国では、太刀打ち出来ないのかもしれない。