ICTの目

ICTに関する話題を中心に、気の向くままにボソボソと呟いています

25円/h ポッキリとはいかないだろうが・・・

富士通が遂に、体系だったメニューを持つクラウドサービス(IaaS)の提供を本格的に開始した。
富士通「オンデマンド仮想システムサービス」

1時間あたり25円から提供するそうで、仮に25円/hで年間コストを試算すると約220千円となり、5年償却で購入価格1,100千円のサーバーに相当する事になる。買い取った場合には固定資産税もかかり、メンテナンスやリプレースなどコストも手間もバカにならない。

うちの会社程度の中小企業ですら、3サイト、40Uラック×6基、20数台のサーバという規模になる。
設置スペースの賃借料、光熱費、保守料などのコスト、独立した空調設備の設置、H/Wの保守打切りの問題など、様々な課題もある。

もう少し価格が下がれば、「おぉ、安い!」とお手頃感も強まるだろうが・・・。
クラウドサービスはイニシャルコストも不要で、比較的気軽に構成を変更出来そうな所がメリットだ。
富士通であれば、国内大手メーカーだという安心感もはたらく。
今後、IaaSのベンダー各社の競争も激化しそうで、喜ばしい限りである。