ICTの目

ICTに関する話題を中心に、気の向くままにボソボソと呟いています

RPA(Robotic Process Automation)

私がこの言葉を知ったのは、遅まきながら昨年の春先である。
世は「働き方改革」という言葉が飛び交い、ICT関連企業も「すわっ、ビジネスチャーンス!」とこぞって取り組みだしていた頃ではないだろうか。

f:id:ict33:20180406002747j:plain

RPAもこのキーワードのソリューションの一つとして取り上げられ、いま活気付いているように感じる。
しかし、Excelマクロのキートレース機能が、Windowsプラットフォーム上で実行出来る程度では寂しい。
高度なAIが実装され、比較的簡単なイレギュラー時には、その場で臨機応変に対応して欲しいと思うのは贅沢だろうか。

うちの会社でも、随分クラウド化を進めてきている。
人事給与はプライベートクラウド(SaaS)、勤怠管理や経費精算はパブリッククラウド(SaaS)を利用している。
今後、財務会計SaaS、販売管理や生産管理はIaaS/PaaSへ移行していきたいと考えている。

当然、これまでのようにコンピュータ間通信やデータ連携によるシステム連動は難しくなる。
例えば自動仕訳データなど、各システム間の各種授受データは、オペレータのPCでダウンロード&アップロードの操作を繰り返す事になる。
現在も部分最適で、業務ごとに利用するクラウドサービス会社は異なる。

これまで各システム間連携の狭間に介在していた、業務アプリIFシステムに代わる自動化ツールとして、このRPAに寄せる期待は大きい。