ICTの目

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グループウェア シェア

愛読メルマガの一つ、キーマンズネットより「グループウェア シェア」が公開された。
ID数による国内利用者数シェア(2015年度予測値)だそうだ。
メーカ(ベンダ)シェアしかわからないので、ノークリサーチ社のプレスリリースも参考にして、サービス/プロダクト情報を付加した。

出典:キーマンズネットグループウェア シェア情報アーカイブ」(富士キメラ総研・2015年市場調査レポートより)、ノークリサーチ「2015年中堅・中小企業における『グループウェア』の利用実態とユーザ評価」

29.7% ○マイクロソフト(Office365など)
25.3% ○Google(Google Appsなど)
9.3% ○IBM(Connections Cloudなど)
7.4% ○サイボウズ(cybozu.comなど)
7.3% ●IBM(Notes/Dominoなど)
5.5% ●マイクロソフト(Exchange Serverなど)
5.2% ●サイボウズ(Office,Garoonなど)
3.5% ●ネオジャパン(DesknetsNEOパッケージなど)
1.0% ○ネオジャパン(DesknetsNEOクラウドなど)
1.0% ○富士通Mkt(WebOfficeなど)
1.0% ●NEC(StarOfficeなど)
2.1% ●その他プロダクツ
1.7% ○その他クラウドサービス

○:SaaSパブリッククラウドサービス
●:オンプレミス向けプロダクト(パッケージソフトウェア)
※全体で875万5千IDと見込んでいるとの事だが、グループウェアの利用者は総人口の1割未満という事になり、これは意外と少ないという感触だ。

今年度中に、75%以上がクラウドサービスへシフトを終える事になる。
8割近くが外資系の製品となり、なんと全体の過半数を"Office365"と"Google Apps"が占有する。
グループウェアと言えば"Exchange Server"や"Notes/Domino"といったオンプレミスタイプだったのは、既に過去の話となった。

私の会社でも、マルチデバイス/マルチプラットフォームや、OS(Windows)・ブラウザ(IE)のバージョンアップへの追従の煩雑さを考慮し、モバイルシーンでの利用が主体となる業務スタイルのアプリケーションは(グループウェア、経費精算、考課、SFA、稟議申請など)、オンプレからクラウドへの移行を進めている。

もはや「クラウドファースト」は流行語ではなく、ビジネスシーンの現状を表す言葉となった。