ICTの右耳・ブログ ~ジャンクねた~

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フィールドバス 計装からFAへ

かつて、プラントや工場設備の計測・制御(計装と言うそうです。語源は「計測装備」らしい)に於けるM2M通信では、アナログ電流信号が標準規格として用いられていた。
(DC4-20mA、現在でも多くのセンサー・コントローラ・アクチュエータがこのI/Fを装備している)
巨大プラント(装置産業)の自動化(PA:Process Automation)を先駆けにして進んだ計装技術だが、続いて工場機械の自動化(FA:Factory Automation)が活発になっていく。
やがて情報通信技術の進展に伴い、ディジタル化の波が訪れる。

プラントや工場のインテリジェント化を目的として、M2M通信:センサー・アクチュエータ~コントローラ間の伝送信号をディジタル化する国際統一規格(IEC61158)が制定された。
フィールドバス規格である。
現在、メーカー各社の連合等により様々な協会・団体が形成され、この規格に則った多くの方式が提唱されている。

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RS-485ベースの代表的な規格/方式でも、
・PROFIBUS(Profibus&Profinet協会/ドイツ/1989年~)
・DeviceNet(ODV協会/米Rockwell/1990年代~)
・CC-Link(CC-Link協会/三菱電機/1990年代~)
・MECHATROLINK(Mechatrolink協会/安川電機/1995年~)
・Modbus(運用組織なし/米Modicon/1979年~)
など多くの方式がある。
なかでも Modbus(通信プロトコルのみの定義)は、仕様公開、利用料無料、実装が容易 等の理由から、実質のデファクト・スタンダードとなっている。

また、"PROFINET"や"FL-net"など、Ethernetをベースとした規格/方式も数多く提唱されている。
Ethernetベースの方式では、昨年4月にトヨタ自動車が自社で使うFAネットワークの標準規格を、これまでの"FL-net"を止め、"EtherCAT"を採用すると決めた。

いまだフィールドバスの規格/方式は林立状態だ。
ITネットワークのように、一日も早い 規格/方式の統一・収斂を期待したいところだ。