ICTの目

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自律飛行するスマート・ドローン

このところ大手モバイルキャリア各社の、通信サービスやモバイルデバイス以外の新技術への取り組みが活発だ。
KDDIの、モバイル通信を活用した自律飛行するスマートドローン・プラットフォーム開発、
NTTドコモの、5Gを活用した自動車遠隔制御の実証実験や、需要エリアを予測するAIタクシーの開発、
ソフトバンクは ご存知ロボティクスや、IoT事業を睨んだARM社の買収など、といった具合だ。

通信技術革新による新たなサービスの創出と、活気付くモバイルデバイス市場との相乗効果によって、通信業界全体が急速に発展してきた。
ここへきてスマートフォンの後続を担う革命児も見当たらず、MVNOSIMフリーバイスの登場により、価格競争のフェーズが色濃くなってきたように感じる。

これは、導入・成長・成熟・衰退の製品ライフサイクルで言えば、間違いなく成熟期にある。
革命的なデバイスが登場するのか、画期的な付加価値サービスが打ち出されるのか、次なるイノベーションの波は近いのか。

しかし、2次元の限られた区域内の決められたルートを巡行するバスなんかでも、まだ実証実験段階なんだけど、
ドローンの自律飛行って・・・、3次元だし、まだまだ高いハードルがいっぱいありそう。。


成熟期:製品が市場の潜在的購入者のすべてに行き渡り、成長期での販売の伸びに比べて減速する。利益は安定的に得られるか、または競争の激化によって減少。(Wikipedia:製品ライフサイクルより)